30~40代の髪はなぜ変わる?まず知っておきたい“髪の曲がり角”
「最近、昔より髪がまとまらない…」
「パサつきが目立つようになった」
「ヘアカラーの色落ちが早くなった」
特に30〜40代の女性からは、このようなお悩み相談をよく受けます。
髪の広がり、パサつき、ヘアカラーの色落ちの理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
① 加齢による内部構造の変化(コルテックスの水分減少)
髪の内側には水分・タンパク質を保つ細胞があり、加齢によって減少しやすくなるのが特徴。特に30代後半以降は、水分減少が気になる方も多くなります。
その結果、以下のような変化が起きるようになるのです。
・パサつく
・乾燥しやすい
・うねりが出る
・ゴワつきやすい
② カラーやパーマの蓄積ダメージ
30~40代は、特に白髪染めが始まる時期でもあり、「短い周期でカラーを繰り返す」ことがダメージにつながります。
③ ホルモンバランスの変化
女性ホルモンの減少は髪のツヤや太さにも影響します。
「昔のようにツヤが戻らない」と感じるのはこのため。
エイジングの悩みが気になる年代だからこそ、「トリートメントの質」が仕上がりに大きく影響するようになります。
美容室トリートメントとホームケアの決定的な違い
.png)
結論から言うと、美容室と自宅でのトリートメントの違いはこの3つ。
・内部補修の深さ(髪の芯まで入るか)
・補修成分の濃度と種類
・施術のプロセス(段階的に補修するか)
ひとつずつ、わかりやすく説明します。
内部補修の深さ|美容室は「浸透の深さ」がまったく違う
市販のトリートメントは主に「表面をコーティングして指通りをよくする」のが役割。
一方で、美容室のトリートメントは、「髪の内部まで成分を浸透させてダメージを修復する」ことが目的です。
成分・技術的には次のような違いがあります。
● 市販トリートメント
・分子が大きいので内部に入りにくい
・手触りは良くなるが持続力は短い
・「コーティングが中心」
● 美容室トリートメント
・髪の内部に入りやすい微細な成分を使用
・内部の空洞を埋めて強度を高める
・効果が長持ち(2〜6週間)
つまり、表面を整えるだけの市販トリートメントと、傷んだ部分を“補修”するサロントリートメントでは目的が根本的に違うのです。
補修成分の濃度・種類|サロン用は濃さが桁違い
市販のトリートメントは自宅で毎日使う方も多いもの。
したがって、毎日使える優しい処方である必要があります。
そのため、補修成分の濃度、毛髪強度を上げる成分、ダメージホールを埋める成分などが、美容室の専売品と比べてマイルドに抑えられています。
これに対して美容室のトリートメントは、プロ専用の高濃度成分を段階的に使用します。
美容室のトリートメントの成分としては以下のものが代表的です。
・ケラチン(髪をつくるタンパク質)
・CMC脂質(髪の水分保持に必要)
・ヒートアクティブ成分(ドライヤーの熱で定着する)
美容室ではこれらをお客様の髪の状態に合わせて組み合わせ、必要な箇所に補います。
これが「美容室でしかできない仕上がり」の理由です。
施術プロセス|複数ステップで「必要なものだけ補う」
一般的に、美容室でのトリートメントは、複数の工程で行われます。
✓内部の補修
✓中間の引き締め
✓表面のコーティング
✓仕上げの持続成分定着
ホームケアは1ステップで完結するため、内部から外部へ、というサロン独自の段階的なケアは再現できません。
ホームケアは意味がない? → そんなことはありません!
基本的には、サロンでの施術の方がホームケアよりトリートメントの効果は高いと言えるでしょう。
ここでよくある誤解が、「美容室トリートメントの方が良いなら、ホームケアはいらない?」
というもの。
答えはNOです。
ホームケアをしっかり行うことは、決して無駄なことではありません。
ホームケアの役割
市販のトリートメントには、髪の表面を整えてツヤや手触りをキープする効果、日常における摩擦・紫外線・乾燥などのダメージから守る効果、カラーの持ちをよくする効果があります。
市販のトリートメントでホームケアをすることで、髪の表面を守ることができるのです。
また、毎日のホームケアをしっかり行えば、美容室トリートメントの持続力もアップします。
サロンケアで内部を補修し、ホームケアで表面を守ることで、最も美しい状態をキープすることができると言えるでしょう。
どんな人が美容室トリートメントをすべき?

以下の項目に1つでも当てはまる人は、サロントリートメントの効果が出やすいと言われています。
1.カラーや白髪染めを月1ペースでしている
カラーや白髪染めを頻繁にしている場合は、髪にダメージが蓄積している可能性あり。髪の内部を補修する必要があります。
2.髪が広がりやすい・パサつきやすい
髪の広がりやパサつきは、髪の内部の水分量の減少が原因になることも多いもの。保湿成分入りのトリートメントを行うことで、髪に潤いを補給しましょう。
3.朝スタイリングに時間をかけたくない
髪のうねりやクセは、髪のダメージによっても生じます。髪を補修することで、まとまりやツヤが出て扱いやすくなります。
4.髪を伸ばしている・ロングヘア
髪を伸ばしている場合やロングヘアの場合は、ダメージで髪内部のタンパク質が失われ、毛先の空洞化が進みやすくなります。タンパク質補給などのトリートメントによって、補修をする必要があります。
5.手触りやツヤを取り戻したい
「昔のようなサラツヤ髪を取り戻したい」「ハリやコシのある髪になりたい」という、エイジングによる悩みはサロントリートメントの得意分野です。ホームケアだけでは効果を実感しにくいという場合には、ぜひサロントリートメントを試してみてください。
美容室トリートメントの持ちはどれくらい?
美容室でのトリートメントの持ちは、一般的には 2〜6週間と言われています。
持続力が変わる要因としては、以下のようなものが挙げられます。
・髪のダメージレベル
・ホームケア(シャンプー・ドライヤー)
・アイロンの頻度
・紫外線や乾燥ダメージ
髪のダメージが大きければ大きいほど、トリートメントの持ちは短くなります。
カラーやブリーチ、シャンプーの種類やドライヤー、アイロンを使う頻度、紫外線や乾燥など、さまざまな要因によって髪にはダメージが蓄積していきます。
特に、シャンプーの品質によってトリートメントの持ちはかなり変わるため、可能であればサロン推奨のものを使うことをおすすめします。
どのタイプのシャンプーが良いのかわからない場合は、ぜひ美容師に相談してみてくださいね。
市販トリートメントの選び方(30〜40代向け)
髪を美しく保つには、ホームケアも大切です。
ここでは商品名は出しませんが、市販トリートメントを選ぶ基準を簡単にご紹介します。
①「ダメージ補修」と書かれているもの
「保湿」「しっとり」だけでは、トリートメント成分としては不十分なことも多いもの。
「ダメージ補修」を強調しているトリートメントを選ぶと、ダメージケアに効果的です。
② CMC・セラミド・ケラチンが入っている
CMCとは細胞間脂質のことで、髪の内部でケラチン繊維同士を接着して水分や栄養を閉じ込めてくれます。髪に潤いやしなやかさ、ツヤなどを与えてくれる成分です。
セラミドは、髪の表面のキューティクルと内部のコルテックスの間にある脂質のこと。髪の水分を保ち、外部からのバリア機能を高めてくれます。
ケラチンとは、髪の主成分であるタンパク質です。トリートメントとして外部から取り入れることで、髪の内部構造を補強・修復してくれます。
これらの成分は髪の構造に近く、ダメージ部に馴染みやすいのが特徴です。
トリートメントを選ぶ際には、含有されている成分にも注目してみてください。
③ ノンシリコンより“シリコン適度配合”が現実的
ノンシリコントリートメントへの人気が高まっている昨今ですが、シリコンは悪者ではありません。
そもそもシリコンとは、髪表面をコーティングしてツヤを与え、指通りを滑らかにしてまとまりやすくしてくれるもの。
摩擦ダメージから髪を守り、しっとりとした重みで落ち着かせたい髪には、シリコンシャンプーの方が良い場合もあります。
特に30〜40代の髪には「摩擦を防ぐコーティング」がむしろ必要と言えるでしょう。
ノンシリコンは、髪にコーティング膜を作らないため、軽やかでふんわりとした仕上がりになるのが特徴です。髪本来の自然な軽さを出したい場合などは、ノンシリコントリートメントがおすすめです。
一方で、ダメージがひどい場合はノンシリコンではきしみやパサつきを感じやすくなることもあるので注意が必要です。
サロントリートメントはどれを選べばいい?
.jpg)
サロントリートメントにはさまざまな種類の商品があります。
美容室のメニューから選ぼうと思っても、どれを選択したら良いか迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。
ここでは選び方のポイントを解説します。
迷った場合は、自分の希望やなりたい姿、お悩みを美容師に伝えて、一番適しているトリートメントを選んでもらいましょう。
ステップ数より“目的”が合っているか
サロンでのトリートメントは複数工程で行われるものが多いのが特徴です。
エクラートでも「5Stepトリートメント」や「10Stepトリートメント」など、さまざまなステップ数のトリートメントメニューを展開しています。
トリートメントの選び方として大切なのは、ステップ数よりも、トリートメントをする目的が合っているかどうか。
「しっとり重めの髪になりたい」「サラサラが好き」「広がりを抑えたい」「うねりを改善したい」など、目的に合わせて選ぶことが大事です。
カラーとの相性が良いもの
カラーをしている場合には、カラーとトリートメントの相性も大切です。
トリートメントの種類によっては、カラーの退色を促進ししまうものもあります。
特に白髪染めをしている世代は退色しにくいものを選ぶと良いでしょう。
髪質診断を丁寧にしてくれるサロン
サロントリートメントでは、「正しい髪質診断」が一番重要です。
ダメージの程度や髪の状態をきちんと見極めることで、お客様一人ひとりにぴったり合ったトリートメントを選ぶことができます。
トリートメントの種類の豊富なサロンも良いですが、まずは髪質診断を丁寧にしてくれるサロンであることが前提条件。
自分の髪や悩みに丁寧に寄り添ってくれるサロンを選ぶことが大切です。
美容室トリートメントはどれくらいのペースでやるべき?
美容室のトリートメントの周期は 4〜6週間、およそ1~2か月のペースで行うのが理想的です。
ただし、カラー頻度が高い場合、ダメージが多い場合などは、3~4週間に1回など、もう少し間隔を短くすることをおすすめします。
逆にダメージが少ない場合は、6〜8週間程度間隔をあけるなどの調整が必要です。
美容室トリートメントのメリット・デメリット
サロンでのトリートメントは、市販品によるホームケアよりもトリートメント効果が高い点が大きなメリットです。
サラツヤ髪を目指すなら、定期的にサロンでの施術を受けることをおすすめします。
一方で、サロンならではのデメリットがあるのも事実。
デメリットも理解したうえで、サロンでのトリートメントを検討しましょう。
■メリット
サロントリートメントのメリットには、以下のようなものがあります。
・内部から補修できる
市販品ではなかなかできない、内部補修ができるのがサロントリートメントの強みです。
ダメージが大きい髪ほど、サロントリートメントの効果を実感できるでしょう。
・効果が長持ち
市販品にくらべて、効果の持続性が高いのが特徴です。
状態が良ければ2か月程度はトリートメント効果を持続させることができます。
・まとまり・ツヤが劇的に変わる
市販品と比較して、髪のまとまりやツヤの効果はサロントリートメントの方が格段に上です。
一度のトリートメントで驚くほどの効果が欲しいかたは、サロンでのトリートメントをおすすめします。
・朝のスタイリングがラク
ダメージやクセ、うねり、広がりによって、スタイリングに時間がかかっている場合は、特にサロントリートメントの効果を実感しやすいでしょう。
特に髪質改善トリートメントでは、「朝のスタイリングがラクになった」との声が多くあがっています。
・カラーの持ちがよくなる
髪のダメージが修復されることで、結果的にカラーの持ちがよくなるケースも多くあります。
「カラーがすぐ落ちてしまう」という方は、もしかしたら髪のダメージが原因かもしれません。
■デメリット
サロントリートメントのデメリットには、以下のようなものがあります。
・コストがかかる
市販品と比較して、サロンでのトリートメントは高価であるのはデメリットと言えるでしょう。
簡易的なもので数千円、髪質改善トリートメントの場合は1万~2万円程度が相場です。
・効果は半永久ではない
トリートメントは、一度施術したらずっと効果が続くものではありません。髪質改善トリートメントも同様です。
「一度の施術で大丈夫」だと思って施術すると、効果が切れたときにがっかりしてしまうかも…。
「仕上がりの状態がずっと続くものではない」ことは覚えておきたいポイントです。
・どの美容室でも同じ結果とは限らない
トリートメントは種類だけでなく、美容師の腕によっても仕上がりが変わります。
同じトリートメントを使用していても、美容室によっては仕上がりや効果がまったく異なる場合もあります。
最も効果的にトリートメントを行いたいなら、信頼できる美容師やトリートメントを得意とするサロンで施術を行うことをおすすめします。
結論|美容室とホームケアは役割が違う キレイを続ける場合はどちらも併用!

美容室トリートメントとホームケアは、どちらが良いかを比べるものではなく、役割自体がそれぞれ異なります。
美容室でのトリートメントは、内部補修で「髪の状態を改善する」もの。
市販品によるホームケアは、「状態をキープする」ものです。
おすすめは、サロンと市販品の2つのトリートメントを併用することです。
特にダメージが気になり始める30〜40代の髪は、トリートメントによって圧倒的にまとまりやすく、美しくなります。
「最近、髪が扱いづらい」「パサつきが気になる」など、髪のお悩みを抱える方方こそ、美容室で一度「内部からの補修」を体験してみてください。
エクラートは髪質改善やトリートメントを得意としているサロンです。
お客様の髪質をしっかりと診断し、最適なトリートメントでキレイへと導きます。
ぜひエクラートのトリートメントを実感してください。

